みゃうまつもは穏やかに暮らしたい

化学物質過敏症みゃうまつもの雑記帳 言いたいことも言えないこんなおからだじゃ~

キンモクセイの香り~金木犀の恨みを買って恐怖する

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秋の風物詩 金木犀のかおり

気のせいではなく

やっぱり早かった今年の金木犀

 

 

2021年9月11日の午前中

Twitterのトレンドに

金木犀の香り

 

 

確かに土曜日に感じた緊張

やはり そうだったのか

 

 

金木犀の思い出

 

みゃうまつもは昔

金木犀が好きだった

 

 

小学生の頃に

花を集めてポプリのようにした

 

中学生を過ぎると

ダイレクトなにおいより

さりげなく香るのを好むようになり

どこからか漂う香りで秋を感じた

 

木の真下では強すぎる香りに戸惑いつつも

香り自体は嫌いではなかったので

離れて秋の始まりを味わったものだ

 

 

きれいに剪定され

まるっとしたフォルムになっていた

緑の葉とオレンジ色の花をまとう木を

遠目に見るのも好きだった

 

 

そのうち銀木犀を知った

 

 

花の色は白く

香りは金より控えめな

花も密生せず

緑と白のバランスがちょうどいい

 

みゃうまつもは銀木犀も好きになった

ただ めったにお目にかかれず

秋の風物詩はやはり遠距離からの金木犀であった

 

 

だから

 

 

トイレの芳香剤に使われているのは

大変に忍びなかった

 

金木犀は沈丁花同様

お手洗いがくみ取り式全盛期だったころ

トイレの近くに植えられることが多かった

 

その時代をみゃうまつもは知らないが

その名残もあって芳香剤に転用されていた時代は知っている

 

 

キンモクセイはトイレじゃない

数十年前 みゃうまつもの学生時代にこんなことをいう人がいた

勿論悪気はないのだ…

 

 

芳香剤の香りを先に知ってしまった同級生は

金木犀を嫌がった

 

木を先に知ったみゃうまつもは

金木犀を憐れんだ

 

 

そしてその数十年後

 

 

化学物質過敏症になった

 

 

 

金木犀のかおりに脳が混乱~化学物質過敏症の弊害

 

柔軟剤の香料が原因だったみゃうまつもは

揮発性有機化合物(VOC)にことさら反応するようになった

 

その後VOC以外もダメになっていくのだが

それより前

まだ発症して数か月後

 

9月末に確定診断が下りてすぐ

秋になった時

 

 

通勤途中の団地から

金木犀のにおいが流れてきた

 

 

夏はにおいが強くなる季節で

路上に流れ出る

洗剤・柔軟剤・入浴剤・シャンプー等々により

朝~昼間の洗濯タイム、夜の入浴タイムには

窓開けも 外出も できなかった

 

そんな夏を超え 一年ぶりに嗅いだ金木犀は

 

 

 

みゃうまつもをパニックに陥れた

 

 

 

花のにおいを嗅いで即座に

 

これは自分が反応するにおい

これは嗅いでも問題ないにおい

 

と判断できるわけではない

 

例えば

 

 

ピザや手作りのパウンドケーキ、肉じゃがなどの

ご飯のにおいや

加齢臭

猫の〇ン〇

など

 

今迄に合成したにおいを体験したことがなく

本物のにおいを嗅いでも

化学物質過敏症の症状を出したことがないにおい

 

これらについては

 

似たにおい(醤油やバター、皮脂など)

を嗅いでもパニックにはならない

今までその類のにおいで反応したことがなかったから

 

 

しかし

合成香料で作られることが多い

花などの植物、果物、バニラ

については

 

反射的に体が、脳が、身構える

 

 

これは警戒したほうがいいにおいと似ている!

 

…と

 

 

食品の合成のかおりは本当に怖い 花や果物、バニラのにおいは

 化学合成で作られた香料が

 生活用品に多用されているので

 本当に紛らわしい

 そして合成香料は食品にも…

 

 

 

だから万が一

ごはんのにおいも加齢臭も

みゃうまつもが生活する日常に

化学的に調合されたものが出回れば

 

合成加齢臭で反応した後

→次から加齢臭に似たにおいに警戒

 

となるのだ

 

 

「反応」とは違う「反射」~みゃうまつもの私見

 

そして自分が反応するにおいだった場合は

動悸

息切れ

めまい

四肢脱力

瞳孔拡大

嘔吐

…と進行する(あるいはすべて)

 

 

もしも問題ないにおいだった場合でも

身構えた後

 

あ~大丈夫だった

 

では済まない

 

 

先ほど書いたように

 

そのにおいを感じたとたん

脳は危険を訴え

化学物質過敏症の反応が出なかったとしても

においがある限り

脳が警戒を解かないのだ

 

 

加齢臭はくさくても体に害はないからスルー

でも花のにおいは害がある「かも」しれないから全て警戒

 

 

脳にはそう刻み込まれている

 

 

家で

 (近隣から流入)

外で

 (近隣から流出)

職場で

 (同僚から、トイレから)

店で

 (商品から、客・従業員から

 

 

ありとあらゆるところから

合成の、天然の

花や果物の香りが漂ってくる

 

害があるかないか不明なにおいに

常にさらされ

脳は警戒を解けず疲弊する

 

 

これはもう

 

梅干しを見る唾液

 

と同様に反射なのでは?

自分に害を為す(かもしれない)においに対する反射

 

 

唾液はどんな刺激で出るの? | 看護roo![カンゴルー] 

によると

 

酸っぱい梅干しを食べて唾液が出る

無条件反射の時の記憶が脳にある人は

梅干しを見たり、想像したりすると

大脳皮質の記憶が条件反射を引き起こして唾液を出す

 

そうである

(だから梅干しを食べたことのない人に見せてもこの条件反射は起こらない)

 

 

梅干しを食べて唾液を分泌したことがある人は

梅干しを見た時

 

酸っぱいという味覚を

感じた・感じない に関わらず

瞬時に

反射で 唾液中枢が刺激される

「前に酸っぱくて唾液を出した梅干し!→唾液を出せ!

 

 

同様に

バラのにおいの柔軟剤でめまいを起こしたみゃうまつもは

バラのにおいを嗅いだ時

 

合成香料で引き起こされためまいを

起こした・起こしてない に関わらず

瞬時に

反射で 自律神経・内分泌反応(アドレナリン放出・動悸、血圧上昇、冷や汗)

「前にめまいを起こしたバラのかおり!→危険!逃げろ!怖い!」

 

…みたいな?

*以上の考えはみゃうまつも独自のものです

 (参考 感覚と情動から心身相関を考える )

 

 

反射をどうやって止めろと?

みゃうまつもには無理だ

 

365日24時間

寝てる間もサッシの隙間から侵入するにおいに

いつも身構えているなんて 無理だ

 

自分が反応するにおいと

それに類似したにおい

瞬時に分析して大丈夫かどうかを

判断するなんて 無理だ

 

 

無 理 な ん だ よ

 

 

パブロフの犬 パブロフの犬で

 笑っていた小学生時代

 それで自分が苦しむなんて

 思っていなかった

 

 

 

天然のかおり 天然由来のかおり 合成のかおり

 

自然のものから抽出した香り物質でも、

それだけを、 まとめれば それは化学物質です。

 

化学物質過敏症支援センターの方からこのように言われたことがある

(東急電鉄がかおりのおもてなしを発表した際に情報提供メールをした時のみゃうまつもへの返事 2016年1月27日 より)

 

これは

 

天然由来だから大丈夫とは言えない

 

という事をみゃうまつもに教えてくれた

人によっては反応する場合があるのだ

 

 

そして化学物質過敏症では

天然のにおいに反応する患者さんもいる

 

排気ガスに反応する方は

交通量の少ない地域に避難するのが望ましいし

 

森林浴でフィトンチッドに反応する方は

逆に森から離れた場所に避難する方がよい

 

これらとは違い

散布農薬に反応する人が森や田畑の少ない都会に越したりするケースも

 

 

…じゃあなんだ?

 

空気中に漂うすべての化学物質*が

反応する可能性を秘めているという事か?

 

その通りです

 

自分がどんな種類に反応するか

自分がどの位悪化しているか

それによって違うけどね

 

ちなみに化学物質は空気中だけじゃないけどね

 

*ここでいう化学物質とは化審法第2条第1項で定義される化学物質とは異なります

化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律 | e-Gov法令検索

 

 

 

これ以上反応する化学物質が増えませんように

 みゃうまつもは幸いなことにまだ

 合成のかおりと

 一部の天然由来のかおりだけで済んでいる

 これ以上症状が進行しないことを祈る

 

 

 

 

金木犀の恨みを買って恐怖する~金木犀は悪くない

 

花が好きだった

 

けれど

化学物質過敏症になって

花の香りを避けるようになった

 

香りの強くない植物でも

花屋さんでは消毒防虫剤

道端ではマイクロカプセルや農薬殺虫剤…

 

花を手に取ることもしなくなった

 

 

花が好きだった

 

母の好きなトルコ桔梗も

祖母の好きな竜胆も

父と見た梅も

初恋の思い出 コスモスも

失恋の思い出 夜桜も

実家にあった沈丁花も

家族が贈ってくれたラナンキュラスも

結婚式のブーケに無理に入れてもらった デルフィニウムも

かすみそうも すみれも むくげも いぬふぐりも 金魚草も 人字草も バラも

 

 

…金木犀も

 

 

芳香剤の香りを先に知ってしまった同級生は

金木犀を嫌がった

 

木を先に知ったみゃうまつもは

金木犀を憐れんだ

 

 

 

お前なんかに憐れんでもらいたくないわ

 

 

 

そう金木犀に思われたのだろうか

そして急に金木犀を避けるようになったことで

より一層不快な思いをさせたのだろうか

 

 

金木犀の恨みを買った

 

 

そう思ってしまったみゃうまつもは今

 

引っ越した先でも至近距離にある

新しい通勤途中の道にも植わっている

その木に怯える

 

 

ほらほらにおいを振りまいてやるぞ

ずっと追っていくからな

せいぜい怯えるがいい

 

 

とか思ってるんだろう などと

被害妄想甚だしいことを考える

 

 

今年もまた

近所から流れてくる

強いあのにおいに恐怖する

寝ていても 起きていても 反射的に身構える

 

 

今でこそパニックを起こすことはないが

あの危機感を感じた時の

ヒヤッとする一瞬は

動悸がいつまでも続くあの時間は

とてもいやだ

 

 

金木犀は悪くないのに…

 

 

バラだって 沈丁花だって すみれだって悪くない

怯えるみゃうまつもが悪いのだ

 

 

 

好きだったにおいに恐怖する

 

苦しみの1ヵ月が

また始まった

 

 

昔はあんなに好きだったのに

金木犀の恨みを買ったみゃうまつもは

楽しみだった季節に対して

早く終われと願ういきものに なった