みゃうまつもは穏やかに暮らしたい

化学物質過敏症みゃうまつもの雑記帳 言いたいことも言えないこんなおからだじゃ~

ヘアドネーション1~「寄付できる髪の長さは31cm以上」の意味を理解する

湧き出る絶望の中で髪を切った しかし、心の底に一つだけ希望が残っていた

去年諦めた願いが数cmの差で叶った いきもののはなし

 

ヘアドネーション01何故31cmなのか00パンドラの箱 パンドラの箱って

 開けたら中の災厄が人間界に放たれてヤッベーってお話なのに

 「箱の底に希望が残りました」って

 人間界に希望はないってことなんでは?

 …と小学生時代から悩むみゃうまつもに誰か解答を!



みゃうまつもは長い髪でいる時が長すぎた

なので カットしても 揃える程度

10cm…長くても20cmだった

30cm以上バッサリ切るということはなかった

 

 

そして髪を寄付するということを しらなかった…(ヲイ

 

 

ヘアドネーションとは

ヘアドネーションとは、ヘア(髪の毛)とドネーション(寄付)を合わせた言葉です。小児がんなどの病気や事故等により髪を失った子どもたちのために、寄付された髪の毛を使用して、ウィッグ(かつら)を作り、無償で提供する活動のことです。

「ヘアドネーション」についてご存知ですか? - 福岡県庁ホームページ より

 

上記の通り

寄付された髪の毛から子供用のかつらを作り、提供する活動である

 

ヘアドネーション01何故31cmなのか04髪を寄付 昔、猫のために

 自分のにおいなら安心するかなと思い

 ブラッシングで出た猫毛を集め

 防災用キャリーのクッションに詰めたりした

 フェルト化は失敗し断念

 

 

ヘアドネーションについては福岡県庁HPが

簡潔かつ分かりやすいのでそちらをご覧いただくことにして…

(他力本願

www.pref.fukuoka.lg.jp

 

 

ここでは

ヘアドネーションを調べると必ず通る道

 

 

31cm長さの髪

 

 

その長さの意味すること

31cmでなければだめなのか?それともOKなのか?

可能なら40,50,60cm

 

についてのお話

 

 

よく言われる31cmとは何なのか~31cmと15cmと50、60!

 

かつらには「使える長さ」がある

かつら用の髪の基準 というのがある

その基準を満たした髪だけが

かつらに使われる

 

 

髪の寄付において一番

 

あああっ!もったいない!

 

という事例になるのは、髪質よりも

 

 

寄付される髪の長さ

 

 

だとみゃうまつもは思う

 

理由

寄付先によっては(←重要)

 白髪やウエーブ、カラーリングの髪*も受けつけ可能

 →ちゃんと送付先を選べばOKの場合もある

 *可能とはいえ基準あり 引っ張ってすぐ切れないとか

 

②そもそも長さが足りないとかつらが作れない

 だから指定の長さで送らないとかつらに使ってもらえない

 

③かつらに使えない髪の提供が多いと

 寄付先で無駄な選別作業が発生する

 これは大変に残念 時間は有限 時は金なり

 

 

何故 31cm必要なのか~フルウイッグとインナーウイッグの違い

では何故31cmなのか…

その説明の前に

フルウイッグインナーウイッグ について…

 

フルウイッグ

 (多分)みんなが普通想像するかつら

 頭の上にのせるとそのまま頭髪に見える

 製作には31cm以上の長さの髪が必要

 

これに対して

 

インナーウイッグ

 インナーキャップウイッグ、帽子用ウイッグとも呼ばれる

 頭頂部には毛が無く、帽子とセットで使用する

 毛のパーツは

 既にヘアネットやヘアバンドにとめられていたり

 ヘアネットにピンやスナップ等で取付けたりする

(=パーツを複数持つことでヘアスタイルが変えられる) 

 頭頂部に髪がない=蒸れにくい

 毛量が少ない=軽量

 帽子をかぶるのが前提なので 頭部に合わせてオーダーメイドしなくていい

 これらの特徴により 安価に入手できることもある

 31cmに満たない髪からでも製作できる

 

ヘアドネーション01何故31cmなのか01医療用フルウイッグとインナーウイッグ

 

 

ヘアドネーションの寄付先で作る医療用ウィッグは

ほとんどがフルウイッグである

 

よって

寄付可能な長さは31cm以上となる

 

31cmは中途半端な長さと思いきや…

この長さは、頭をすっぽりと覆う全頭用ウィッグ(フルウィッグ)に用いる毛髪の世界的な基準「12インチ」をセンチメートルに換算した数字です。

ヘアドネーションの条件などのよくあるご質問|Japan Hair Donation & Charity(ジャーダック,JHD&C  「メディカル ウィッグ(医療用ウィッグ)とは何ですか?」  より

 

ではなぜ31cm(12インチ)が基準になったのか

それは

フルウイッグの作り方と髪の性質によるようだ

どうして31cm以上なの?|ヘアドネーション|NPO法人HERO より

 

↑ こちらでの説明によると

①フルウイッグは頭部に合わせたネットに 2つに折った髪を1本ずつ結びつけて作る

②髪は弾性があるので ある程度の長さがないとピン!と立ってしまい、ヘアスタイルが維持できない(ツンツン頭になっちゃう)

③植毛して頭部に沿って寝てくれる(ツンツン立たない)長さは最低でも15㎝

④よってこうなる

 

31cm=15+15+1cm

(1cmというのは半分に折って結ぶのでその余裕分かな?)

これで15cm長さショートウイッグができる

 

40cmの髪なら

 40cm=15+24~25cm

これで25cm位の長さセミロングウイッグができる

 

ヘアドネーション0105 だから15cmより短いショートヘアのかつらも

 多分ないだろう

 いがぐり頭になってしまう…    

 

ヘアドネーション01何故31cmなのか02フルウイッグの植毛イメージ

 

こちらにもっとわかりやすい詳細が載っております

hairdonation.hero.or.jp

 

 

 

少量の誤差はOK!

とはいえ

どこの寄付先でも

 

毛束が31cm長さなら

その中に多少短い髪が含まれていてもOK

 

的なことが書かれているから

あまり神経質にならなくてもいいのだ

1本1本全部同じ長さの髪なんてないものね

 

 

 

31cmの髪束に含まれる

31cm未満の髪は

 

評価毛(シャンプーやトリートメント剤、カラー剤の開発時に使用する)

カットマネキン素材(理美容師さんたちが練習で使用する)

として販売し

その売り上げをウィッグの製作費に充てる寄付先もある

 

 

でも

切る前から または

切った束を測ってみて

 

全体的にみて31cmないよね?

 

という髪は その髪束全部が

医療用フルウィッグを作る材料にできない

先述の通り、その髪束をより分ける手間だけがかかる

 

 

季節や年齢、栄養状態でも異なるが

平均1か月に1cm伸びる髪

 

もう少し待てばよかった…っ!

という もったいない を防ぐためにも

切る前に長さを確認したい

 

そして

インナーウイッグと勘違いして

31cm以下で切って送ってしまうのは

もっと、もっと、もったいない

 

 

気持ちがこもっているのに 使えない髪たち…

自分も 髪も スタッフも幸せにならない

 

 

50、60喜んで!~可能なら31cmではなくて50cm以上が欲しい

もしも

もしもあなたが

 

とても長い髪をお持ちで

カットできる長さが50㎝以上あって

 

そして

 

50cm以上切ってもいいよ

 

と思っているのなら…

 

 

31cmで切らずに

50cm、60cmでカットしてほしい

 

 

 

先述の通り

フルウィッグは髪を二つに折って作られる

だから31cmの髪から

31cm長さのかつらはできない

髪長15cmのショートヘアウイッグとなる

 

でも

 

セミロング、ロングヘアだったお子さん

ロングにあこがれていたお子さんの中には

もしかしたら ロングヘアのかつらが欲しい方がいるかもしれない

 

ヘアドネーションの条件などのよくあるご質問|Japan Hair Donation & Charity(ジャーダック,JHD&C)

【重要】毛髪のご寄付に関する大切なお知らせ(2) 「#31センチからのお願い」|Japan Hair Donation & Charity(ジャーダック,JHD&C)

↑こちらにあるように

 

ショート:31cmから

ボブ:40cmから

セミロング:50cmから

ロング:60㎝から

 

 

ロングヘアのかつらには

60cm以上の髪が必要なのだ

 

 

だから

もし

 

31cm以上寄付できる

50-60cm寄付できる長さまで伸びるのを待てる

50-60cm寄付できる長さまで伸ばすことが可能

 

と思っている人がいたら

 

31cmでカットせずに

50cm,60cm以上の長さで送ることを

検討してもらえないだろうか(他力本願2

 

 

あなたの長い髪は

貴重なフルウィッグ用の髪の中でも

さらに手に入りにくいかもしれないから…

 

 

ヘアドネーション01何故31cmなのか06もっと早くヘアドネーションを知っていれば!! いつでも70㎝はあったのだから

 ヘアドネーションを知らなかった頃とはいえ20㎝とかで切らなきゃよかった…

 保管してたから猶更悔やまれる

 ロングにあこがれた子供時代をもつみゃうまつもには

 ロングウイッグが欲しい子供たちの気持ちが辛すぎるほどわかるのに!!!!

 

 

 

 

でも重要なのは 大事なのは…

そしてどの長さの髪でも共通して重要なのは

 

提供しようと思ったらまず最新情報を確認!

 

それも

 

個人ブログやカットする美容院(サロン)の情報ではなくて

寄付先団体の最新情報を!

 

 

もったいない例

・「パーマ(または染髪、白髪)ですが寄付しました」という体験記事だけを読んで送ったら

その団体ではパーマ(または染髪、白髪)は受け付けていなかった

 

・「パーマ(または染髪、白髪)受け付けます」と、ある団体のHPに書いてあったので

「全ての団体でも受けてくれる」と勘違いして他の団体に寄付したら受け付けていなかった

 

・15cm長さの受け入れを中止している団体と提携している美容院において

美容院のHPが更新されておらず 未だに「15㎝から貢献できます!」のままになっていた

 

・個人ブログやヘアドネーションまとめ記事などではその時代での情報しかなく

記事が更新されていないかも(みゃうまつも含め)

                                                                                                                                                  

インナーウイッグを作っている団体でも 31cm未満の髪を受け付けていない場合がある

 

・現在は15cm長さの受け入れを中止しているかもしれない

www.organic-cotton-wig-assoc.jp

 

 

 

 

 

そして一番大事なのは

 

 

ヘアカットした後のご自身の気持ち

 

 

ヘアドネーションに参加する

ということは

毛先をそろえる程度ではなく

かなり大きなイメージチェンジとなる

でも

カット後のヘアスタイルが

理想通りになるとは限らない

 

 

こんなに短くするつもりじゃなかった

こんな髪形になるはずじゃなかった

何で切っちゃったんだろう…

 

 

そんな悲しい気持ちになってしまったら

自分も 髪も 浮かばれない

 

 

寄付をお考えのみなさん

先ず自分を大事に

 

 

今すぐ寄付したい!と考えても あと数年待つ

そして

50cm切ってもセミロングを維持できる

まで伸びてから寄付する

など

みんなに嬉しい方法があるかもしれない

 

 

 

みゃうまつもが今回断髪したのは

確かに辛い理由だった

myaumm.hatenadiary.com

 

でも

 

 

切った髪をただ捨てず

寄付できたことで

 

今まで自分の支えになっていた髪を

幸せだった頃の象徴を

自分の価値観や、存在の理由、存在価値の有無を

無駄にすることなくお別れできた

 

そう思えた

 

 

あとは

送った自分の髪が

どうか基準違反でありませんように…

 

それだけが 気がかり