みゃうまつもは穏やかに暮らしたい

化学物質過敏症みゃうまつもの雑記帳 言いたいことも言えないこんなおからだじゃ~

12月12日は世界りんご猫デー~エイズという言葉に惑わされずに

重篤なウイルス感染症と考えずに一種の慢性疾患と考え、気長に治療を受けるようにしてください。

FIV検査 / 猫の病気|JBVP-日本臨床獣医学フォーラムより 

どんな病もイメージに左右されず正しく怖がることが大切だとおもう いきもののはなし

 

りんご猫とは?

 

りんご猫

猫だけに感染するウイルス「猫免疫不全ウイルス」に感染した猫のことで

発症していないストレスフリーなご長寿猫もいる

 

…なぜこんな重複表現のようなことを書いているかと言うと

この一文で

みゃうまつもが誤解、疑問に思っていたことを解消することができるから

 

りんご猫~猫免疫不全ウイルスに感染した猫のこと

 

りんご猫は

保護猫のための活動の他、多くの企業と連携し

日本での猫の殺処分ゼロを目指す団体

ネコリパブリックによる造語です

 

 

猫免疫不全ウイルス(以下FIV)と、FIV感染症
そして感染した猫について
知って欲しい、偏見をなくしたい

 

そんな思いが込められています

 

 

ネコリパブリックは12月1日の世界エイズデーに合わせて

12月12日を「世界りんご猫デー」に制定

りんご猫の正しい知識、予防法、飼い方などの啓蒙活動をしています

 

 

www.neco-republic.jp

 

 

なぜりんご?~赤くて丸くてかわいくて

りんご猫は

レッドリボン(赤いリボン)に由来していると

前述のネコリパブリックのサイトにあります

 

12月12日は世界りんご猫デー りんご猫の由来

 

 レッドリボン→赤

 猫→丸くてかわいい

 丸くてかわいい赤→りんご

 

 

りんご猫 由来の元の元

レッドリボンは、

病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表す

ヨーロッパに伝承される風習のひとつ

 

それをもとに

1990年頃からアメリカでエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、赤いリボンをシンボルにした運動が始まり

後にUNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用された

 

「レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズと共に生きる人々を差別しないというメッセージです」

レッドリボンとは|API-Net エイズ予防情報ネット より引用

 

 

 

 

レモン猫もいます

りんご猫と同時に

 

レモン猫

 

という名前も作られました

 

 

レモン猫は

白血病ウイルスキャリアの猫

 

 

レモン猫専用の部屋を作るきっかけとなった猫のお話はこちら

www.neco-republic.jp

 

 

りんご猫のイメージ~知る前と知った後のみゃうまつも

予備知識なく

りんご猫に抱くイメージは?

と聞かれ みゃうまつもは

 

 

リンゴ農家で番をする猫かな?

船乗り猫とかウイスキーキャットとか首相官邸ネズミ捕獲長みたいな?

 

と思いました

 

myaumm.hatenadiary.com

 

 

 

FIV感染症を知らなかった頃

りんご猫 と聞いても その程度の想像しかできませんでした

そして

りんご猫の意味を知った後 みゃうまつもが抱いたイメージは…

 

 

愚かなことに

おおむねネコリパブリックの方が危惧していたものと

同じだったのです

 

 

12月12日は世界りんご猫デーかわいそう、そこで思考を止めるのもいけないこと イメージによる思い込みも良くないけれど

 かわいそうだね

 と同情するだけで終わってしまうのも

 何の解決にもならないから…

 


みゃうまつものような人に知ってもらう為

ネコリパブリックの方は活動をしていらっしゃいます…

ありがとうございます

 

 

猫免疫不全ウイルス感染症(FIV感染症)を正しく怖がりたい

はじめに

医療に関するお話ですので

できるだけ一般(みゃうまつものような)の方の情報を避け

獣医監修の記事、動物病院のサイトを探しました

 

①猫免疫不全ウイルスは人にも他の動物にも感染しません~猫だけに感染します


②猫免疫不全ウイルスは空気感染や飛沫感染はしません~接触感染についてはあり/なし両方です


③猫免疫不全ウイルス(FIV)に感染した猫全てが免疫不全を発症するわけではありません


④猫免疫不全ウイルスに「感染」した猫(りんご猫)は必ずしも短命なわけではありません~「発症」した場合と混同してはいけません

 

⑤「感染していても発症しなければ健康」という訳ではありません


⑥猫免疫不全ウイルス(FIV)に感染した母猫から生まれた子猫が必ずウイルスを持っているわけではありません


⑦猫免疫不全ウイルス感染症(FIV感染症)と猫エイズは同じではありません~猫免疫不全ウイルスに感染した猫が免疫不全状態になって初めて猫エイズと呼ばれます

 

以上7つが伝えたい項目です

引用文とリンクをその下に記載しました

(みゃうまつもの言葉で書き換えては意味がないので一部をコピペしました)

 

伝えたい項目ごとに該当部分を引用貼付しましたので

同じリンク先が何度も紹介されています(ゴメンナサイ

 

引用元一覧

猫免疫不全ウイルス感染症(FIV) / 猫の病気|JBVP-日本臨床獣医学フォーラム

猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症 |猫感染症研究会

猫免疫不全ウイルス感染症(FIV;猫エイズウイルス感染症) | オリーブペットクリニック

【獣医師が徹底解説】猫エイズの感染経路や症状、予防法など紹介。猫白血病との違いも解説 | 猫様のいる暮らし

猫エイズってどんな病気? アリアスペットクリニック  

猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)について | ハーツアニマルクリニック

猫エイズ(FIV)|三ッ池動物病院のスタッフブログ

【獣医師監修】「猫エイズ」(FIV)ってどんな病気?どんな症状?治療法は? | 猫との暮らし大百科

猫エイズは怖い病気?人にもうつる?キャリア猫との接し方 - 一般財団法人 犬猫生活福祉財団

 

用語

単語の意味が不明だと

りんご猫のことも誤解してしまう

そう思った用語について

 

FIV

 猫免疫不全ウイルス Feline Immunodeficiency Virus の略称 「ウイルスの名前」

 (「感染症の名前」ではない)

 文例

  FIVによる感染症を猫免疫不全ウイルス感染症といい、その後免疫不全を発症して初めて猫エイズと呼ばれる。FIVのキャリア時は猫エイズとは言わない

 

猫免疫不全ウイルス感染症

 FIVというウイルスによる感染症

 ①急性期、②無症候キャリアー期、③持続性リンパ節腫大期、④エイズ関連症候群期

 および

 ⑤後天性免疫不全症候群(Acquired immunodeficiency syndrome, AIDS)期

  (エイズ期)

 の5つの病期に分類されている

 猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症 |猫感染症研究会 より

 猫エイズ は俗称であり

 「いわゆるエイズの基準を満たすもののみがエイズと診断される 

 猫免疫不全ウイルス感染症(FIV) / 猫の病気|JBVP-日本臨床獣医学フォーラム

 

感染

 ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入し増えること

 免疫機能により退治されれば発症しない(症状が出ない)

 体内にウイルスを持っていても症状が出ない(発症しない)こともある

 参考:感染と発症の違いは何ですか? | 知っ得!薬剤師コラム | 健康コンテンツ | 「お薬手帳プラス」サポートサイト[日本調剤]

 

発症

 病気の症状が現れること

 感染しても、生体防御力=免疫により原因を退治することができていれば発症しない

 

キャリア(キャリア猫)

 ウイルスに感染しても発症せず 持続的に感染している状態(持続感染)

 持続感染状態の猫をキャリア猫と呼ぶ

 参考:キャリア | 看護師の用語辞典 | 看護roo![カンゴルー]

 キャリアcarrier:運搬人、運搬車→ウイルスの運び手

 文例:FIVに感染しても、発症せずキャリアのまま長寿を全うする猫もいる

 

日和見感染

 自身が元々持っている病原微生物が、免疫の低下により引き起こす感染症

 カンジダ症、毛包虫症など

 免疫不全状態(ステージ5のエイズ期)に起こる

 参考:感染症 | 看護師の用語辞典 | 看護roo![カンゴルー]

 

 

参考:エイズ

 後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome, AIDS, エイズ)は、

 ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus;HIV)感染によって生じ、

 適切な治療が施されないと重篤な全身性免疫不全により日和見感染症や悪性腫瘍を引き起こす状態をいう。

 AIDS(後天性免疫不全症候群)とは 国立感染世研究所 

 

 

猫免疫不全ウイルスは人にも他の動物にも感染しません~猫だけに感染します

人間のエイズとは似ていても別の病気であり、ウイルスも別のものです。人間のエイズウイルスが猫に感染したり、猫のこのウイルスが人間や犬に感染することもありません

JBVP-日本臨床獣医学フォーラム

 

猫免疫不全ウイルス(FIV)はヒト免疫不全ウイルス(HIV)と同じ「レンチウイルス属」に分類され、似た構造を持っています。しかし、FIVは人に対して感染せず、HIVも猫に感染することはありません。もちろん猫同士では感染するため、多頭飼いでは注意が必要です。なお、犬などには感染しないものの、ライオンやトラなどの猫科の動物には感染すると言われています

猫様のいる暮らし

 

猫同士でしか感染しません。また、犬エイズというものは存在しません。一般的に飼育されている動物の中で、“エイズ”になるのは猫だけです。もちろん猫エイズウイルスは人間には感染しませんし、人間のエイズウイルスも猫には感染しません。

アリアスペットクリニック

 

空気感染などはせず、人や他の動物にも伝染しませんが、トラやライオン・ヒョウなどのネコ科の動物には感染します。(天然記念物であるイリオモテヤマネコが家猫からこのウイルスに感染して問題になっています。)

ハーツアニマルクリニック

 

猫エイズは人には感染せず、猫から猫への感染です。人のエイズも人から人への感染なので動物には感染しません。

三ッ池動物病院のスタッフブログ

 

ヒトのエイズウイルス(HIV)が猫に感染することはなく、逆に猫エイズのウイルス(FIV)がヒトに感染することもありません

猫との暮らし大百科

 

猫エイズを引き起こす「猫免疫不全ウイルス」は猫だけに感染するウイルスであり、人間が猫エイズに感染することはありません。つまり、人間のエイズウイルス(HIV)が猫に感染することもありませんし、猫エイズのウイルス(FIV)が人間に感染することもない、ということです。

一般財団法人 犬猫生活福祉財団

 

 

猫免疫不全ウイルスは空気感染や飛沫感染はしません~接触感染についてはある/なし両方

FIVの主な感染経路は闘争等による咬傷で、直接的な伝播であり、唾液中に含まれるウイルスが相手の傷を介して感染する。

猫感染症研究会

 

FIVは、感染猫の唾液、血液、乳汁、精液などに存在します。ほとんどの場合、猫同士のケンカなどによる咬傷により感染します。咬傷にはオス猫との交尾中の咬傷感染も含まれます。

感染猫との食器の共有などによる経口感染もあり得ますが、FIVウイルスは猫の体から離れると乾燥などにより容易に失活するため、感染猫が食べた食器をすぐに他の猫が舐めるといった行為を日常的に行わない限り、すぐに感染するわけではありません。(中略)

FIVウイルスは猫の体を離れると失活します。石けん、各種消毒薬、熱、乾燥などにより容易に感染性を失います

オリーブペットクリニック

 

ほとんどの場合、猫エイズキャリアの猫ちゃんとの喧嘩などによる咬傷で感染します。猫エイズウイルスは決して感染力の強い病原体ではないので、空気感染や接触感染はしません。

アリアスペットクリニック

 

喧嘩や交尾などで感染

FIVは、FIVに感染した猫との喧嘩による咬み傷などで感染します。感染力は強くないため、空気感染や接触感染はしません。また媒介となるのは唾液・血液などの体液であり、交尾中にオス猫がメス猫の首を咬む行為でも感染します。

母猫から感染することもある

FIVに感染した母猫が子猫を産むことで子猫にもFIVが感染することがあります。母猫から子猫への感染経路としては胎盤を介した感染のほか、乳汁から感染することもあると考えられています。ただしこれらはまれなケースで、基本的には去勢・避妊手術を実施して早期に室内飼育をすることで、感染のリスクはかなり抑えられます

猫様のいる暮らし

 

ウイルスを持っている子と喧嘩しその唾液が傷口から体内に入る事で感染してしまいます。

飛沫感染ではありません

三ッ池動物病院のスタッフブログ

 

猫カゼのような飛沫による感染はありません。(中略)

唾液や排泄物などの接触も感染の成立に関与するので、食器やトイレの共用は控えるようにしましょう。

猫との暮らし大百科

 

FIVウイルス自体は強いウイルスではないので、飛沫感染や空気感染はしないといわれています。健康であればたとえウイルスに接する機会があったとしても、猫自身の免疫で感染を抑えることができます。

一般財団法人 犬猫生活福祉財団

 

【私見】こういう事でしょうか?

①ウイルスは体液に含まれる

②ウイルスは熱、乾燥等に弱い、猫の体から離れると失活する

(失活:ウイルスは生き物ではないので死滅とか言わない)

 

②より

猫の体から長く離れた状態では感染しない為 空気感染、飛沫感染はない

が、接触感染はタイミング/頻度によってあるかもしれない

(失活する前に時間をおかず体内に侵入するようなら感染する)

 

①②より

体液を直接猫の体内に入れないと感染要因にならない

=咬まれた時にウイルス入りの唾液が傷口から体内に直接入るのが一番多い感染経路

 

因みに

母猫→子猫への感染は垂直感染(母子感染)

その他の 空気感染、接触感染等は水平感染

母子感染 国立感染症研究所

 

 

猫免疫不全ウイルス(FIV)に感染した猫全てが免疫不全を発症するわけではありません

頭でわかっているつもりでも

りんご猫→発症しちゃう と短絡した過去を反省

 

 

発症していないものは無症状キャリアーと呼び、発病猫とは区別しています

JBVP-日本臨床獣医学フォーラム

 

FIV感染猫は、慢性的な口内炎・歯肉炎、慢性鼻炎、リンパ節症、体重減少などの症状を示すことが少なくありませんが、中にはウイルスに感染しても数年間何の症状もみられない場合や、発症しない猫もいます

オリーブペットクリニック

 

感染しても必ず発症するわけではない

FIVは感染した後、すぐにエイズを発症し死に至るわけではありません。FIVには潜伏期間が存在し、その間も症状は起きますが、まだエイズを発症している状態にはありません。潜伏期間は長期の場合もあり、天寿を迎えるまでエイズを発症しないこともあります。

猫様のいる暮らし

 

猫エイズウイルスを持っているすべての猫が、発症するわけではありません。キャリアであっても、ずっと発症せずに、そのまま天寿を全うできる猫もいます。

アリアスペットクリニック  

 

注意してもらいたいのは、エイズウイルスに感染したこと=エイズ発症とはならないことです。

ハーツアニマルクリニック

 

FIVキャリア猫となったすべての猫がFIVを発症する、というわけではありません。潜伏期間が長いため、発症しないまま長生きし寿命を全うする猫もいます。

一般財団法人 犬猫生活福祉財団

 

 

 

猫免疫不全ウイルスに「感染」した猫(りんご猫)は必ずしも短命なわけではありません~「発症」した場合と混同してはいけません

感染していながらかなり長生きするものが多いのも事実です。ただいろいろな病気が起こるので、統計的には感染していない猫よりも死亡率が高く、平均寿命も短いでしょう。

 

感染した猫は家の中でストレスを避けた飼い方をすれば、寿命も延びるかもしれません。

 

現在発病していなければ、小さな問題が生じるたびに正しい対症療法を行ってゆけば、これから先かなり生きられるのではないかと思われます。

JBVP-日本臨床獣医学フォーラム

 

FIVに感染した猫でも、適切に健康管理してあげることで非感染猫と同様に長生きすることも可能です。

オリーブペットクリニック

 

「エイズ」という言葉から「感染する」「不治の病」という怖いイメージが浸透していますが、感染経路はかなり限られており、感染した場合でも発症せずに平均寿命まで生きる猫も多くいます

 猫様のいる暮らし

 

発症すると体の免疫機能が低下してくるため、「日和見感染(ひよりみかんせん)」という、健康な状態では病気の原因にならないような、ちょっとした病原体にも反応する状態となります。 その結果、口内炎や鼻炎、腫瘍、貧血、下痢や食欲不振など症状が出初め、このような状態になってしまうと、多くの場合、発症から数ヶ月でほぼ100%に近い確率で亡くなってしまいますしかし、猫エイズウイルスを持っているすべての猫が、発症するわけではありません。キャリアであっても、ずっと発症せずに、そのまま天寿を全うできる猫もいます

アリアスペットクリニック 

 

感染した猫のすべてがこのような経過をたどるわけではなく、感染していても症状がでないままで長生きする猫もいます

ハーツアニマルクリニック

 

潜伏期間が長いため、発症しないまま長生きし寿命を全うする猫もいます。また、FIV陽性の猫と陰性の猫とでは、平均寿命にほとんど差はないとの報告もされています。(中略)

猫エイズ:5つのステージ分類とは?

ステージ5は猫エイズ末期の時期であり、本格的なエイズ期ともいわれます。食欲が更に落ち、体重が減る、悪性腫瘍の発生、貧血、日和見感染などがみられるようになります。最終的には全身の機能低下が顕著となり、エイズ期に入ってから数か月で命を落とすことになります。

一般財団法人 犬猫生活福祉財団

 

 

 

「感染していても発症しなければ健康」という訳ではありません

感染すると最初の1年間位は、リンパ腺が腫れたり、軽い下痢が続いたり、細菌感染などを繰り返しますが、そのうち症状がなくなることが多く、外見上はふつうの猫と区別がつきません。それから数年してだんだん慢性の病気が進行します。

JBVP-日本臨床獣医学フォーラム

(ステージ1「急性期」の症状については他サイトにも同様の記述あり)

 

FIVに感染している猫では他の感染症に罹患しやすくなっているため、屋外へ出さないようにしましょう。

オリーブペットクリニック

 

FIVに感染すると、さまざまな身体の変化が起きます。エイズ状態(免疫不全状態)になる前にも、病気がちな状態になってしまうことが多いです(中略)

発症はしないまでも、潜伏期間の間は口内炎や消化器症状などを繰り返し、徐々に進行することから、日々の体調には気を配る必要があります(中略)

理由ははっきりと分かっていませんが、FIVに感染するとリンパ腫などの腫瘍ができやすくなります。(中略)

FIVに感染した猫はFeLV(ネコ白血病ウイルス)にも感染しやすくなり、さらにリンパ腫の発生の可能性を高めてしまいます。

猫様のいる暮らし

 

 

猫免疫不全ウイルス(FIV)に感染した母猫から生まれた子猫が必ずウイルスを持っているわけではありません

母猫がキャリアだった場合

母猫から子猫へ胎盤を通して感染する可能性があります(垂直感染)

 

 

必ず感染するわけではなく、感染しないケースもあります。また、猫エイズキャリアの母猫から生まれた子猫は、猫エイズウイルスに対する「抗体」を持っているために、血液検査では陽性となっても、実際にはエイズウイルスを持っていない場合もあります。

アリアスペットクリニック  

 

母猫が②のキャリア期でであれば、子猫は感染しないケースがあります。キャリア期から生まれた子猫は抗体を持っているので、血液検査では陽性でも体内にはウイルスを持っていないケースがあります。

三ッ池動物病院のスタッフブログ

 

キャリアの母親から生まれた子猫が必ず感染するわけではありませんが、猫エイズ・ウイルスの抗体を持って生まれてきます。よって、血液検査を行った際には陽性(擬陽性)となります。こうした子猫たちの中には、実際のところはエイズ・ウイルスを持っていないケースもあります。また、陽性となった子猫も成長の段階で抗体がなくなり、生後約一年経った頃の再検査で陰性(陰転)となることもあります。

一般財団法人 犬猫生活福祉財団

 

 

20221212りんご猫の日 FLV偽陽性と陰転と移行抗体

つまり

母から感染した場合 移行抗体が消失しても体内のウイルスから獲得した抗体があるので、1年後の再検査でも陽性になります

*FLVワクチンで抗体を獲得した猫も検査で偽陽性になっちゃいます(その場合はウイルスの存在自体を確認する抗原検査PCR検査でないと検査できません)

 

 

猫免疫不全ウイルス感染症(FIV感染症)と猫エイズは同じではありません~猫免疫不全ウイルスに感染した猫が免疫不全状態になって初めて猫エイズと呼ばれます

このウイルスに感染していること=エイズではないのです。発症していないものは無症状キャリアーと呼び、発病猫とは区別しています。軽い発病だけがみられるものも多くあり、このようなものはエイズ関連症候群と呼ばれます。病気がひどくなって、いわゆるエイズの基準を満たすもののみがエイズと診断されるので、それほど比率は高くありません。

JBVP-日本臨床獣医学フォーラム

 

猫エイズという呼び方は通称であり、正確には「猫免疫不全ウイルス感染症」という病気です。混同されがちですが、猫免疫不全ウイルス(FIV:Feline Immunodeficiency Virus)に感染した猫が免疫不全状態(エイズ)を発症すると、猫エイズと呼ばれるようになります。人間でもウイルスの名前であるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)と、病気の状態を表すAIDS(エイズ:後天性免疫不全症候群)が混同されがちですが、言葉の意味合いは異なります。

猫様のいる暮らし

 

猫免疫不全ウイルスが原因で起こる症状を一般的に猫エイズ(FIV)」と呼んでいます。

アリアスペットクリニック  

 

まず一般に知られている「猫エイズ」という表現は通称で、正式には「猫免疫不全ウイルス感染症」または「猫後天性免疫不全症候群」と呼ばれます。

猫との暮らし大百科

 

【私見】こういう事でしょうか?

猫免疫不全ウイルス感染症においてエイズと呼ばれるのは⑤だけ?

12月12日は世界りんご猫デー FLVの病態

 

 

過剰な反応や誤解の元はなにか

過剰な反応と誤解の元

一部のサイトや記事、情報誌では

 

感染しても必ず発症するわけではない

感染しても免疫不全を発症しなければエイズとは呼ばない

 

という部分が詳しく書かれていないことがあります

 

 

感染原因は咬み傷

治療は困難で対処療法がメイン

短命

体内からウイルスが消えることはない

エイズ という単語

 

・これしか書かれていない/強調されていない

・感染と発症の情報が混ざっている

そう読み取れる場合

 

感染したらもう駄目なんだ

と誤解され

それが

りんご猫への過剰な反応に繋がっているのではないでしょうか

 

 

エイズという単語が独り歩きしているからではないか

猫免疫不全ウイルス感染症(=FIV感染症)は猫エイズではない

の欄にも書きましたが

 

・このウイルスに感染していること=エイズではない

・エイズの基準を満たすもののみがエイズと診断される

・猫免疫不全ウイルスに感染した猫が、免疫不全状態(エイズ)を発症すると、猫エイズと呼ばれる

 

お医者様がそうおっしゃっているのに

 

 

エイズを発症していないのに猫エイズと呼ばれたり

「エイズウイルスに感染した」といわれる

 

 

これも誤解と偏見の原因の一つではないのか とみゃうまつもは思うのです

センセーショナルな部分だけを記憶してしまう…

 

 

エイズという単語については獣医師の記事でも

誤解されそうな書き方をされているものがあります

…読者に理解されやすい単語だからでしょうか

 

 

確かにエイズという表記は注意喚起にはなるでしょう

しかし

未だエイズという単語のイメージが独り歩きしている世の中で

 

通称猫エイズ

 

と聞いて

・必ずしもエイズになるわけではない

・エイズというのは感染後、ウイルスが免疫力に勝り

 免疫不全を起こした状態をいう

正しく理解してくれる人はどのくらいいるのでしょうか

 

 

www.jbvp.org

この一番最後のQ&Aが

エイズに対する誤解と偏見を物語っているように思います

 

「エイズという言葉に惑わされずに飼ってあげるべきです」

 (JBVP解答より)

 

 

 

りんご猫と生活するときの気遣いは他の持病持ちの猫と同じ…いや健常猫とも同じ

発症させないために一番重要なのはストレスを与えない事

 

一番大切なことは、猫ちゃんたちにとってストレスのない生活を送らせてあげることです。美味しく栄養のある食事を与え、清潔なトイレや水を用意してあげること。なるべく騒音などのない、落ち着いた環境で過ごさせてあげること。そして何よりも愛情をたっぷり注いで一緒に過ごしてあげることです。 ストレスのない日々を送ることで、猫ちゃんたち本来の免疫力を高く保つことができると言われています。その結果、猫エイズの発症リスクを下げることにつながるのです

アリアスペットクリニック

 

ストレスは免疫力低下の要因に!できる限りストレスフリーの生活をさせてあげる(中略)

無症状の時期であれば、通常の猫と同じように生活を送れます。そのうえで、免疫機能の低下を予防し、症状の発症を少しでも遅らせるよう、栄養バランスやストレスの有無には気を配りましょう。

一般財団法人 犬猫生活福祉財団

 

感染した猫は家の中でストレスを避けた飼い方をすれば、寿命も延びるかもしれません。

JBVP-日本臨床獣医学フォーラム

 

 

 

免疫力は ストレス以外にも

高齢化などでも低下しますが ともかく

FIVを抑えられる免疫力を保つ生活で

発症させない/遅らせる ことができます

 

 

12月12日は世界りんご猫デー 免疫がFIVを抑えていれば発症しない

 

 

しかし

ストレスのない生活は

りんご猫だけでなく

レモン猫、健常猫、腎臓病猫…

どの猫にも当然に与えられるものなのです

リンゴ猫だけが神経を使わねばならないわけではないのです

 

 

 

ここにすべて書いてあった~りんご猫を迎えた家族

りんご猫についての

医学的な知識は医師のサイトから、

それ以外のことはこちらから…

(猫エイズの表記が通称での使われ方をしている部分もありますが

原文のままご紹介します)

 

sippo.asahi.com

 

 

譲渡先探しは難しいかも、と思われたが、ほどなく、2組の家庭がそれぞれ姉妹の譲り受けを希望してくれた。猫エイズの子と暮らしたことはないが、最新の医学情報をよく調べ、子猫なら陰転の可能性もあることや、陽性のままならどんなことに気をつけてやったらいいかなどをしっかり理解した上で、「この子と暮らしたい」と申し出てくれたのだった。

 

 

迎え入れた方の

この言葉が

全て語ってくれている

(クリン:猫の名前)

 

でも、クリンがキャリアだとしても、ふつうの猫なんです。他の病気や障害を持った子と同じように。ストレスを与えないのは、どんな猫にも必要。ふつうの猫として接するのが一番大切と思ってます

 

 

猫を迎えるにあたり

何に注意したらいいのか

どのように生活させればいいのか

誰でも試行錯誤するけれど

 

 

迎えるのがりんご猫なら

あらゆる猫に必要な

環境、健康のための生活、栄養、ケア

最初から全て学ぶことができます

お医者様から

りんご猫の情報網から…

手探り、失念、後回しにならないので良いことだらけです

 

 

全ての猫が(多分)望むであろう

 

おいしくて栄養のあるごはん

十分な睡眠

沢山の遊び時間

ヘソ天でくつろげる環境

快適を約束するボディケア

我慢強く物言わぬ猫にかわって異変を察知する飼い主

 

これらを最初から与えようとする飼い主になれるのです

 

 

無理やり行えばストレスになる

服薬訓練も

歯磨きも

通院の準備も

 

お迎えした初日から

当たり前のようにおこなえば

嫌がる率は格段に減る

 

 

健康な猫だと

そういったことは

後回しになったり

不要だったりしていて

病気になってから慌てて対処するケースもあり

猫に嫌がられてしまうかもしれない

 

 

それをりんご猫となら

当たり前のように

最初から進められる

理想の飼い主と猫の関係

 

 

そう思ってもらえないでしょうか

 

 

かつて

盲目でてんかん発作の心配がある猫を保護した時に

同様のことを感じた

みゃうまつもの実体験より