感性の相違は時代の違いもあるよねと思う いきもののはなし

今週のお題「冬の楽しみ」
2025/01/24追記
白き灰がちになりた炭の雅な呼び方を知りました!(記事の最後にて)
平安時代の随筆作家・歌人・藤原定子の女房は
『冬は早朝がいいよね』
とおっしゃった
うんにゃ
冬は
夕暮れから夜!
冬茜から深まりゆく夜への入口に向かう空がいいんじゃないか!
たしかに
朝にしか見られない(みゃうまつも比)しもばしらが
朝陽にきらきらと輝きたるを
20㎝のズックの裏で
ザクッ
と踏みつける瞬間は最の高であったし
踏みながら次の霜柱を探していると
集団登校なので6人まとめて小学校に遅刻しそうになるもワロタよ?
しかしだな?
『雪が降っている朝がいいのは言うまでもない』?
ゑ?
雪が素敵なのは夜だよぅ?!
まあ
彼女はエジソン以前の方なので仕方ない
でもみゃうまつもは知ってしまったのだ
夜の雪の美しさを
苗場プリンスホテルは
ゲレンデに向けて
暖色と寒色、2色のライトが光を放っている
夜に降る雪が
ホテル上にある2色の照明の光を受け
金と銀に輝いて落ちてゆく様は
えもいわれぬ美しさなのだ
それこそ
みゃうまつもにとって苗場と言えば
ユーミンよりも
金と銀の雪と即答する程に
かのアークエンジェルの乙女の一人が
光源氏にマルクスの資本論を読ませてやりてえなあ~と
言っていた*が
みゃうまつもはこの女房に
夜の苗場プリンス本館上層階から金銀に光る雪を見せてやりてえなあ~と
思う
*川原泉 笑うミカエル(白泉社)
そんでもって
『火桶に入った炭火に白い灰が多くなっちゃうのはよくない』???
はへ?
なして?
少しでも揺らしたら崩れてしまうあの儚さを纏った清く白き魂の最期がいいんだようぅぅ!(シクシクシク
みゃうまつものかつての実家には
ガスヒーターも電気ストーブも、こたつも、ホットカーペットもあった
逆に炭を入手する方が難しい時代/地域だった
そんな昭和50年の川崎の一戸建てに
火鉢が来た
先述の通り、極寒の地でもなく暖房設備も整っていたので
この火鉢は暖を取る目的ではなく
父の郷愁からの導入だったのかもしれない
火鉢に入っていた炭の
黒色の中に光る紅は時折瞬き、様々な表情をみせる
火傷するほど手を近づけないと温かくないなあと思ったのは
ヒーターによる快適な空気の温度に慣れ切っていただろう
昭和の小学生は
局所的な温かさでは我慢できなかったのだ
暖を取るのが目的ではなかったから
常に火を起こしていたわけではない
父がいない時に火鉢をのぞき込むと、見えるのは
大小の黒い炭が白い衣をまとって寄り添う姿だった
親子のように見えるその炭から少し離れている小さな炭を
火かき棒で寄せようと突っつくと
小さきものがまといし薄衣が音もなく落ち
その儚さに
触れるのではなかったと悔やんだ
そんな美しい姿が解らないなんて!
みゃうまつもが
白き灰がちになりたる炭をわろしと思ったのは
火鉢の上に金網を載せて餅を焼いた時
金網のバランス崩れて餅がシンデレラになった時だけだよ!
(よりにもよって磯辺の最後の仕上げ、海苔巻いて醤油にくぐらせてちょっとあぶろうとした状態の餅だったんよ)
さて
をかしの文学の冬の段に
真っ向から反対意見を叫ぶみゃうまつもの
最近の冬の楽しみは
冬茜から深まりゆく夜への入口に向かう空を見る
最近、就業場所と時間が変わり
夕暮れの空が見える一本道を
自転車で通るようになった
冬の夕暮れから夜にかけての空は
それはそれは美しく
みゃうまつもの語彙では表現できない
ただ、その時間は余りにも短く
ちょっとでも時間がずれると拝むことはできない
カメラを構えても
ここだ!という瞬間を収める事は出来ない
ならもう網膜に焼き付ける方に専念した方がいいな
と思うから
走行中にスマホを取り出す危険行為もない(フフ
空気が乾燥して水蒸気が少ない冬の夕焼けは、赤色に比べて波長が短い黄色やオレンジ色の光も散乱されずに届きやすくなります

2022年12月撮影
大事な場所から見た冬の夕暮れ
オレンジ色に染まる空
上空から闇の帳が下りて来る
この憂いを帯びたような冬の橙色の空は
何度見てもいいものだ
この景色のもう少し後の色合いが
一番好きな色なのだが
それはスマホ越しじゃなく肉眼でじっくりと見た
夕暮れの時間はまだ寝ている生活だった去年と違い
今は夕焼けを見る回数が増えた
いつかあの時見た夕暮れと同じ瞬間を
再び拝むことができるんじゃないかと期待して
あの時の空の色をまた見たくて
今日も自転車を走らせる
冬は努めて夕暮れを眺めたいし
夜になりて
闇の中、人が作りし光を浴びて舞う雪を眺むるは、いと心豊かになりけりなのよ
つとめて(努めて 勉めて)
努力して。できるだけ
2025/01/24追記
白き灰がちになりた炭の雅な呼び方を知りました!
「炭の火が尽きようとして、元の姿のまま白い灰が崩れずにある風情」のことを「炭の尉(じょう)」というらしい。
— みずの@ゆる言語学ラジオ (@yuru_mizuno) 2026年1月22日
尉は老翁を指し、灰を白髪の男性に例えているとのこと。ステキな感性~ pic.twitter.com/Uu1OkKFwqZ
炭の尉(すみのじょう)
炭の火が尽きようとして、元の姿のまま白い灰が崩れずにある風情のこと
をそう呼ぶらしいです
尉は老翁を指し、灰を白髪の男性に例えているそうで
ああ、素敵な感性…
5年以上やっているのに知りませんでした(オオウ
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