みゃうまつもは穏やかに暮らしたい

化学物質過敏症みゃうまつもの雑記帳 言いたいことも言えないこんなおからだじゃ~

ミツバチの体表にマイクロプラスチック~はちみつからの基準値以上の除草剤の件と合わせて考える

ミツバチの体にマイクロプラスチックが付着

2021年10月 基準値越えのグリホサートをはちみつから検出

2012年フランスで着色された砂糖衣をミツバチが集め、青や緑のはちみつとなった

地球を支えるミツバチの体に人の作った化学物質が…

そんなこと言われてもどうしろと と思ったけれど

知っているのと知らないのとでは大きな違いがあるから…

 

 

ハチの体につくのは花粉だけじゃない

静電気でハチに付着するプラスチック

ハチが空気中のマイクロプラスチックを蓄積、初の実証 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

ミツバチの体表にマイクロプラスチックが付着している。

マイクロプラスチックは、ミツバチ体内に取り込まれると、腸内細菌叢を変化させる恐れがある。テトラサイクリンと同時に摂取すると死亡率上昇。

— 国立環境研究所 ミツバチ研究チーム (@beeteam_NIES) 2021年12月8日

 

 

ミツバチは体毛に覆われ、そこからの静電気で花粉を集める

静電気は花粉だけを選択して吸着するわけではない

植物の破片や塵 そして

 

マイクロプラスチックも吸着する…

 

店頭から一気に消えたはちみつ~グリホサートとハチ

2021年10月

近所のスーパーのはちみつが一部を除いて撤去されていた

A4の紙には

「基準値を超えるグリホサート検出により以下の商品の販売を中止しております」

的な内容が書かれていた

 

2021年10月はちみつから基準値以上のグリホサート

 

 

 正直なことを言うと

 グリホサートを身近に感じたのは

 2021年10月が最初たっだみゃうまつも

 

 

 

グリホサートは除草剤

2015年 国際がん研究機関(IARC)が

「ヒトに対しておそらく発がん性がある」と発表した物質

蜂蜜からグリホサートが検出されるのは、グリホサートが散布された農地や公園、道路などに咲いている花から、ミツバチが蜜を集めたためと考えられている。

(略)

ミツバチが花蜜を集めるために飛び回る範囲は半径2~3キロメートルと言われており、土地が狭く、かつ農薬の使用が盛んな日本では、農薬の影響をまったく受けない場所に巣箱を据えることは、容易ではない

国産蜂蜜から発がん性疑惑の農薬を検出(猪瀬聖) - 個人 - Yahoo!ニュース より

 

そしてさらに

ネオニコチノイド系の殺虫剤は2013年の実験で

低い濃度でもミツバチが巣に帰れなくなって規模が縮小し、ついには群れがなくなることが分かった

 

 

どうしてはちみつに化学物質が混入されるのか

おいしいはちみつ「ミツバチの食糧」ができるまで

まず知っておかねばならなかったのが

 

はちみつはそもそも人間の食べ物ではなくハチの食べ物

 

わかっているつもりでしたが  つもり、なだけだったみゃうまつも

 

以下

みつばちの不思議なくらし ミツバチの食事

より

 

・働きバチは巣のハチ(もちろん自分も)の食事のために花に向かう

・働きバチがあつめるのは

 みつ(主成分:糖 エネルギー源=主食)

 花粉(たんぱく質、ミネラル、ビタミン=おかず)

 (ローヤルゼリーは後々作られるものなので花からは採れない)

 

 

働きバチ(外勤バチ)が外出し

巣内の働きバチ(内勤ハチ)と協力して

「彼らのごはん」ができるまでは以下のようになります

 

外勤バチのお仕事~みつと花粉を持ち帰る

①働きバチが外に出て花を見つける

②花の中に潜り込んでみつを吸う(ここで体毛に花粉が付着)

③みつは胃のそばにある「蜜のう」に貯める

④みつを吸い終わったら、足にあるブラシに、いま吸ったばかりのみつをつける

⑤帰宅時、空中で自分のからだに付いた花粉を、みつのついた足のブラシでこする

⑥少しずつ丸め、後ろ脚にある花粉籠(かご)に集め、一本の長い毛を串がわりに花粉だんごをつくる

⑦巣に帰宅する

外勤バチの

 

 

内勤バチのお仕事(みつ担当)~みつからはちみつへ

①帰宅した外勤バチから口移しでみつを受け取る

②この時に体内の酵素の働きで、みつの成分であるしょ糖→果糖とブドウ糖へ変化

③内勤バチみつをは貯蔵するための小部屋へと運び、羽ばたきでみつの水分を蒸発させる

④水分をへらし、34℃前後という巣の中の高温下で熟成・濃縮が促進→はちみつの完成

⑤完成したはちみつを、みつろう(ミツバチの分泌物)でフタをして貯蔵

→保存用の食料(主食)になる

内勤の働きバチのお仕事(みつ担当)

 

内勤バチのお仕事(花粉団子担当)~花粉団子から蜂パンへ

①外勤バチからうけとった花粉だんごかみ砕き、巣房の底に貯める

③巣房がいっぱいになったら、その上にはちみつを塗って貯蔵

→蜂パンという保存食(おかず)として蓄えられる

内勤働きバチ(花粉だんご担当)のお仕事

 

内勤バチのお仕事(育児系担当)~花粉からローヤルゼリーへ

①蓄えられた蜂パンを食べる(みんなも食べるけどたくさん食べる)

②花粉は体内でローヤルゼリーに合成される

③下咽頭腺(かいんとうせん)と大顎腺からローヤルゼリーが分泌される(ともに唾液腺)

→女王バチと女王バチ候補の幼虫にだけ献上される

 大きなからだに成長し、たくさん卵を産むことができる 産卵に必要なエネルギーとなる

巣で作業する働きバチのお仕事(育児系担当)

 

はちみつと蜂パンのその後~本来の使われ方

みつからはちみつ→女王バチ以外のハチの主食

花粉から蜂パン→女王バチ以外のハチのおかず&ローヤルゼリーの原料

ローヤルゼリー→女王バチの食事(これだけ) 女王バチ候補の幼虫の食事

女王バチはロイヤルゼリーしか食べない

 

 女王バチって

 女王なのに

 食事の自由がないよね…

 

 

 

 

全てのハチが化学物質を食べていることになるのでは?

先ほどの化学物質は…(以下みゃうまつもの想像です)

 

花粉からマイクロプラスチック・除草剤・殺虫剤

→外にでる働きバチの体表面に付着

→花粉団子に混入

→花粉が原料の蜂パンに残留?

→女王バチ以外のハチの体内へ?

みゃうまつもの想像する化学物質の行方(花粉編)

体毛は付着できる表面積を広くするがそればゴミを集めるためではないのに

 

みつからマイクロプラスチック・除草剤・殺虫剤・着色剤*

→外に出る働きバチの体内(吸って体内に貯める・足に塗る)

→巣の働きバチ(みつ担当)の口内(口移し)

→はちみつにも残留?

→女王バチ以外のハチの体内へ?

*着色剤については

 チョコレートの着色糖衣をはちみつの原料にされた特殊な例

みゃ

野菜の中まで浸透するマイクロプラスチックならみつの中にも…という怖い想像

 

 

外に出る働きバチだけではない

 

ハチの食糧だから

全てのハチの体内に化学物質が侵入するのでは?

 

 

 

じゃあ、女王バチは?

ローヤルゼリーは蜂パンから合成される

 

 

ミツバチが化学物質を100%分解解毒する作用を持っていたり

化学物質をはちみつ等から完全に除去する技術を持っていれば

話は別ですが

 

そんな技術を持っていないので

はちみつから除草剤や着色料が検出されたのです

 

…なら

 

 

ハチの体内に化学物質は侵入していると考えてもいい

 

では

化学物質はハチにどのような作用を起こすのか…

 

少なくともネオニコチノイド系殺虫剤については実験の結果が出ている

そしてハチの体表面から花粉だんごに混ぜられた

マイクロプラスチックですが…

 

 

柔軟剤の香料をいれたマイクロカプセル

 

 

もマイクロプラスチックであるものがあるのです

 

 

 

「はちみつに農薬が入っているのが問題」なだけではない

グリホサートとネオニコチノイドの認知度

はちみつはハチの食べ物

ハチは花に潜り込むことで食べ物を得る

 

このことをわかっているつもりでも「ちゃんと理解」していないと

 

 

はちみつにグリホサート「混入」だって~

発がん性物質だって~

気をつけなきゃ~

(職場で聞いた一言…そもそも混入じゃないって!

 

で終わってしまいます

 

 

確かに自分の体を守るために気をつけたい

けれど

そこでおわりじゃありません

 

 

チョコレート糖衣の着色料も グリホサートも

 

人間が

たまたまハチの食べ物を少し(多く?)頂戴していたから大きく報道された…

 

「人の食べ物に有害物質が入っている」

といった

直接的な内容でなければ反応しない人は少なからずいらっしゃいます

 

例えば

 

ネオニコチノイドの生物への影響については

ニュースやテレビでも報道され

ミツバチの大量死他、人の脳への蓄積とその弊害の懸念もある

…が

 

・自分には間接的にしか関わってこない

・自分にとっては来るかわからない遠い未来

 

といった実感しにくい危険については

香害同様 なかなか興味を持ってもらえません

 

みんな自分のことだけで手いっぱいなのです

無関心なのではなく、他に優先順位の高い問題を抱えているから、という理由の人もいるから

その人を「攻撃」してはいけないとみゃうまつもは考える まず知ってもらうことからだ…

 

グリホサートは認知度が上がったけどネオニコチノイドはまだ…

 

 グリホに比べてネオニコの話題が全く出ない

 30-50代数人に話題を振ったらネオニコ自体を知らなかった

 みゃうまつもの周囲だけなのか…でも

 過去のみゃうまつももそうだったのだ…

 

 

ハチからの恩恵ははちみつだけではない

ハチはみつを吸う時に植物の受粉も助けます

 

 

「ハチは世界の作物の3分の1を受粉していると言われています」

ミツバチがいなくなったら、いったいどうなるの? - 国際環境NGOグリーンピース より

 

もしもミツバチがいなくなったら

はちみつが食べられない どころではないのです

 

 

「おそらく発がん性」ならそこまで目くじら立てなくても… とか

食糧がなくなる?人類なんか滅んだって自業自得だからいいじゃん

と思っている方にも

 

 

動物の食糧危機にもつながる危険を理解してほしい

 

 

せっかくニュースで多くの人の目に留まったのです

 

 

はちみつ怖いね 食べるのやめよう

着色料で緑のはちみつだって ハチって花からのみつじゃなくていいんだ~

ハチには静電気で空気中のものがつくから大気の測定に使えるんだって ふ~ん

 

 

で終わってしまわないようにしたい

 

 

「はちみつから農薬が検出」が意味するのは…

ミクロFTIR分析は,13種の合成ポリマーの存在を確認し,その多くはポリエステルであり,次いでポリエチレンとポリ塩化ビニルであった

マイクロプラスチックのためのアクティブサンプラとしてのミツバチ【JST・京大機械翻訳】 | 文献情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター より

 

 

香害

 

みゃうまつもが化学物質過敏症を発症した原因物質は

マイクロカプセル入りの柔軟剤

柔軟剤の香料を封じ込めたマイクロカプセルによる

 ①長期にわたる香料放出での身体症状

 ②そしてマイクロカプセル原料自体による身体症状と環境汚染

 

 

柔軟剤のマイクロカプセルは容易に風で飛ばされ、それ自体も有害物質を含有し

内部の香料はさらに有害(ここでは詳細は省きます)

 

 

スーパーやドラッグストア、公共の場、人ごみの中以外でも

マイクロカプセルは浮遊しています

mukouryou.blogspot.com

 

 

確認された13種類について

上位3種以外が何なのか みゃうまつもには調べられませんでした

柔軟剤のマイクロカプセルが測定されたのかも不明です

それ以前に

 

ミツバチへの

マイクロプラスチックによる影響も

マイクロカプセルから放出された香料による影響も

まだわかりません

 

 

でも

それが表在化した時に

ミツバチはまだ地球上に生存しているのでしょうか

 

 

 

はちみつから農薬が検出される という事

加工食品のように「混入」ではありません

 

それが意味するのは

 

 

ミツバチの体表面・花に付着する物質は

人が口にする はちみつ、ハチの巣、ビーポーレン 

…等の全てから検出される恐れがある

 

 

ということなのではないでしょうか

 

 

つまり

農薬も、マイクロプラスチックも、香料も…です

 

 

空気清浄機でも洗濯でも容易に除去できない

柔軟剤のマイクロカプセル

 

 

ミツバチにこれを選択除去する能力はあるのでしょうか

そして加工業者は はちみつや花粉から

マイクロカプセルを、香料を取り除く技術は持っているのでしょうか

柔軟剤の香料を除去する方法を教えてください

 

 

 

スーパーに陳列された食品から柔軟剤のにおいがする

従業員・客・商品の柔軟剤から移香するのだ

 

むき出しでなくてもビニールすらも通りぬけるマイクロカプセル

 

そしてそれは商品となった

はちみつやビーポーレンの容器表面にも移香するだろう

 

それなのに

 

 

はちみつの瓶を開けて柔軟剤のにおいがしたら…

 

 

 

そんな恐怖に震えます

 

 

正しく怖がるためには

もっと勉強をしなくては…

 

 

正しく怖がるために・安易に極論に走らぬようにしたいのに

 

後で問題になって 本来ハチの食糧であるはちみつを大量廃棄するような

愚かな行為を止めるためにも

 

ミツバチが激減して養蜂業の方が困らないためにも

 

野生動物の食糧を奪わないためにも

 

そしてなにより 意図せず化学物質を取り込んだミツバチに

これ以上被害が出ないようにするためにも

 

 

まだ研究されてないからわからないよね でスルー出来ない…

 

 

具体的な実験・研究がまだ途中でも

それが世に出た時に理解できるようするには知識が必要で

みゃうまつもにはまだまだ知らないことが多すぎます

 

 

ネオニコチノイド基準引き上げにはどんなメリット・デメリットがあるのか

それは地球目線の意見なのか、人類目線なのか、企業・国目線なのか…

まだいろいろ読んでる最中です

 

自分が直で被害にあっているマイクロプラスチックについても

もっと知りたい、調べたいことが多い、多すぎます

 

 

知らないで、ニュースやSNSであおられて

自分の意見でもないのに安易に

賛成・反対を唱えたくない

 

 

そう思うから

精神の続く限りは知りたい

だからこうして調べるのです

 

化学物質過敏症患者には知識を得る権利もないのか

 

 

 だから電磁波過敏症とかなってる場合じゃないし

 書籍のインク臭がダメじゃいかんし

 香害で図書館や大学図書館とか行かれないとか電車乗れないとかに陥ってる場合じゃないんだよぅ…

 

 

 

それで結局

 

 

やっぱり人類が滅んだ方が

地球には、ヒト以外の生物にはいいことだ

 

 

って結論になったら

それは投げやりになったとは思わないでほしい…な