みゃうまつもは穏やかに暮らしたい

化学物質過敏症みゃうまつもの雑記帳 言いたいことも言えないこんなおからだじゃ~

我輩はお先真っ暗のいきものである~移香と 断髪と 実存主義のレゾンデートルと

命と髪の毛と、どっちが大切なの?

ーもちろん 髪の毛

彼女ほどではなくとも、レゾンデートルには関わっていた いきもののはなし

 

E044レーゾンデートル

 

 

 

レゾンデートル:

存在意義

存在理由

あるものの存在を正当化する根拠

 

私の長髪主義~個人の自由は個性の発展上極めて必要なもの

髪ゴムは常に備蓄

知人もみゃうまつものことは束ねた髪の姿で思いだすだろう

それほどに みゃうまつもは一生のほとんどを長い髪で過ごした

 

物語でショートとロングのキャラなら

ファーストインプレッションロング一択

 

アレンジに凝った時代もあった

不器用なりに編みこみを会得したり

同級生にアレンジしてもらい

こんな素敵な髪形になるんだ!と感動した

 

バレッタが世に出た時は あまりの画期的仕様に驚いた

冠婚葬祭用、カジュアル用、大学用(実習時に邪魔にならないネット付き)

用途に応じて自作した…買うと千円もするので

 

そして50歳

髪もへたり 伸ばすだけではみっともないお年頃(フフ

それなのに未だ伸ばしているのは

他人には理解してもらえない中二病的理由があるからだねこりゃ

 

思ひ出す事など~正確を旨とする几帳面みゃうまつもの記憶でも、記憶はこれほどに不慥な(略

みゃうまつもは 小学校低学年くらいまで

いわゆる モンチッチ のような髪形だった

(いや、モンチッチのあれは髪じゃないんだが…

 

幼稚園の時

ロングヘアの子がいた

その髪を うらやましく思った

 

偶々

その子は礼儀正しく大人びていた

それらもロングにあこがれた一因だったろう

 

 

ショート嫌ぁぁぁ! にとどめを刺したのが…

父の客人?に みゃうまつもの外見が

男性芸能人の〇〇〇のようだと言われた と聞いた時

〇〇〇さんの髪形はモンチッチ、お顔は…おさるさんに似ていた

 

女児のみゃうまつもが男性芸能人に似ているといわれ

 

女の子に対して〇〇〇に似ているだなんて ひどいことを言われた!

…と 母は大層お怒りモードであった(〇〇〇さん申し訳ございません

 

みゃうまつもの頭に残っているのは

忌々しいといわんばかりの母の声色と勢い

そして

母への恐怖と申し訳なさ

 

母はみゃうまつもの事を非難した訳ではなかったが

心には何かが残った

 

そして

そういわれたのは、私の顔も…まあ…似ていたのだろうが

そもそも髪形が同じだったからではないのか?

と思ったのであった

傷を最小限にしたい幼い頃のみゃうまつも

 

香害と断髪 幼少期のトラウマ

 

 

吾輩は長髪である~自分で編むスキルはまだ無い。

小学校中学年になり、母にお願いをした

 

髪を伸ばしたい

 

当初母は反対したが なんやかんやで最終的には

自分でみつあみが出来るようになるなら伸ばしてもいい

と条件付きで承諾を得た

 

 

その頃にはおさるさんヘアから少し進歩して

肩につかない位の長さだった

それを今度はカットせず、伸ばし始めた

 

最初は後ろでくくり 伸びてからはみつあみ

登校前に母に編んでもらいつつ 自分でも練習し始めた

 

まずは髪を左右2つに分けてゴムで止めてからのみつあみ

これが入門編だ

それができるようになったら じかに編む

(これがスタンダードなみつあみだ)

これは左右の編みのバランスや方向が同じでないと

みつあみのスタート位置や向きが左と右で対称にならない

 

最初から外出に耐えうるグレードに仕上がるわけはないので

かなり長い間母にやらせてしまった

そしてついに

独りでできるもん!を会得したのであった

 

香害と断髪 みつあみ

 

 

それから~みゃうまつもの存在には長い髪が必要だ。どうしても必要だ。

中学、高校と進学するにつれ

ツインおさげから始まった髪形はバリエが増えた

ポニーテール

分け目を変えてサイド上で少量まとめる

編み込み

一つのみつあみを肩からたらす…

 

 

大学に入り、寮生活

入浴時間に制限があっても髪は切らなかった

 

20代独り暮らしの時

爪に火をともすような生活なのに

長髪洗髪にかかる

シャンプー代、水道代、ドライヤーの電気代までは倹約しなかった

 

 

殆どの時期は

肩甲骨~腰の上の長さでいた

最長は臀部付近まであったが

髪の手入れにこだわったことはない

でも長い髪を手放すつもりはなかった

 

香害と断髪 アレンジ

 

 

みゃうまつもさんの長い髪に天使の輪がある 二つも

好きだった人から言われた言葉

それがどんなにうれしかったことか

 

長い髪を見ればすぐにわかるから大丈夫

学校行事をビデオに録る父から言われ、髪形の相談をした

 

そういうバレッタ欲しいな、え?作ったの?

自作をほめてもらえたことや

それを機に会話するようになった大学時代の人たち

 

 

 

幼少期のあのトラウマは

みゃうまつもを長髪至上主義に変え

みゃうまつもはずっと

長い髪の人

だった

 

他人からもそう認識され

自分でも 私の髪は長いものである と当然のように思っていた

似合っているかはともかくね

 

 

貧乏な独り暮らし、衛生面への配慮が必須だった大学や職場にあっても

高い意識とプライドで 長い髪を維持した

ちゃんとできるんだよ私 だから長くてもいいよね?

 

 

長い髪を保つこと

それが自分を自分にしている

そう思った時期もあった

みゃうまつもはそれしか特徴がなかったしw

 

 

こだわりのお手入れ法はなくとも

他人に迷惑をかけないロングヘアを保つことには注意する

それが私の自己メンテ全般のポリシーだ というような

 

「ああ、あのぼさぼさで長い髪の人?」と言われないように手入れする

ちゃんとできる常識人の私! みたいな

 

心の何かを支える為に

みゃうまつもには長い髪が必要だった

でなければこんな面倒な長さにしていなかったろう

 

 

その髪をショートにしたのは数回だけではなかろうか

 

 

三夜~なぜ髪を切った? 〇〇だったからである

①癌から生還しちゃったからである

 

28歳 癌の宣告

検査3日後、緊急枠で入院手術が決定した

運が悪ければ そのまま病院で終わるかもしれなかった

黒歴史の処分はおろか 遺書を残すことも出来ずに…

みんな!黒歴史持つなら終活始めるのは今すぐだ!

 

入院時は長髪が邪魔になるし 洗髪も大変だ

しかし

切っている暇はなかったし

こうも考えた

 

もし、このまま帰宅できず終わるなら

 

短髪の自分ではなく、長髪の自分で終わりたい

 

 

 

駄菓子菓子 だがしかし

3つのもしもが全て揃い 手術は成功した

死の覚悟 の経験により

みゃうまつもの中での生と死のあり方は かなり変わった

いやマジで三十路迎えずに死ぬかもと思ったし、「手遅れかどうかがわかるのは来週のオペの麻酔から目が覚めた時だよ~」とか言われたらそりゃ人生観も変わるって!

 

そうして心機一転…という訳じゃないんだが

そこまで前向きなもんじゃないw

退院後 髪を切った

 

 

その後 数回は整髪したものの

やはりこれは自分ではない と

再び伸ばし始めたのだ

 

香害と断髪 普通やない そんな理由だから

 その後 腕の大けが等で

 洗髪はおろか日常生活に支障を来しても

 そのままだった 

 

 

②ちょっとちょっとがあったからである

これはちょっとでも書くとちょっとヤバいのでちょっと割愛w

 

 

③幸せだった象徴を捨てるためである

49歳 離婚

その数年前に化学物質過敏症を発症

シャンプーが使えなくなり石けんで髪がきしんでも

長髪を保っていたのは

 

MCSなんかに自分は負けていない

 

界面活性剤がない平安時代だってあの長い髪を維持してたんだ(意味不明w

という

 

意地と自分の存在意義をかけたプライド

 

が 一層みゃうまつもを長髪に固執させた

 

香害と断髪 平安時代



しかし

優しい伴侶を不幸にしたみゃうまつもは

家を出る決心がついたとき

髪を切った

 

 

あの人の記憶に沢山残る

自分を 長い髪を

長い髪で過ごした幸せな時を

思い出さないように

 

 

癌の時のように 死ぬ時は長い髪で とは思えなかった

それよりも優先したいものがあったから

 

 

そして2018年末に短髪のまま家を出た

なぜかまだ 生きている

美容院に行かれない為 髪は伸びていった

 

 

この2度の断髪は

自分の価値観や、存在の理由、存在価値の有無

これらの変化によって行われた

 

 

そして2022年3月

そんな崇高(違w)なものとは全く関係ない理由で

100円の紙用のはさみでセルフカットをすることになるとは

あの頃の 「長髪は自分だ!」みゃうまつもには予想できなかったろう

 

④なぜ髪を切った? 髪の移香が取れなかったからである

 

 

硝子戸の中~病気はまだ継続中です

2020年秋頃から ベランダからの香料は

においの強さ、頻度ともにUPした

 

冬はガラス窓を閉めても隙間風と共に侵入 高温の夏はいわんや

更に新型コロナウイルス感染症で

抗菌仕様の洗剤臭がこれに加わった

 

2021年冬には

食品、着衣だけでなく

髪への移香も強くなった

 

 

食品は店舗で長時間かけて移香したものだ

衣服は外出中ずっと香料にさらされていたからだ

しかし帽子の下の頭髪は…?

 

 

帽子を被れば防御出来ていた においの粒子は

2021年の冬からは 帽子内まで侵入するようになった

9時間拘束の職場でなら まだわかるが

たった15分 店に滞在しただけで髪に移香するのである

 

 

これは 異常だ

 

 

変だ、おかしい それはわかるがともかく防御せねば

頭にシャワーキャップをかぶり上から帽子

それでも 特定の店では においがついてしまう

 

 

この異常な物質は

 

なんだ?

 

 

長い髪を何度洗ってもにおいは取れない

高温の湯と摩擦で 髪が 痛む

水道代も、ガス代も一層かかる

電磁波過敏症なのにドライヤーを使う時間も増え

電気代も…

 

 

その2か月後

 

みゃうまつもは

あきらめた

 

 

 

みゃうまつもはずっと

長い髪の人

だった

 

幸せだった頃の象徴

自分の価値観や、存在の理由、存在価値の有無

 

長い髪を保つことが自分を自分にしている

と そう思った時期もあった

 

どんな状況になっても

独りになってからも

長い髪を維持できる高い意識とプライドをもっていた

 

プライドをというか

心の何かを支える為

みゃうまつもには長い髪が必要だった

 

 

この世に住む人間の一人として、私は完全孤立で生存することはできない

 

 

化学物質過敏症を継続中のみゃうまつも

現代日本の世に住むなら

ベランダの、お店の、公共施設の化学物質を避けることは不可能

 

まだこの世に住むのなら

切るしかない

 

 

短髪だからといって

髪への移香がなくなる訳ではない

長髪ゆえの多くの手間 出費のストレスだけは 減る

 

移香が取れない という根本は解決しないが

手間と出費とストレスが減れば

翌日の勤務に少しエネルギーを回せる

 

 

 

プライドを捨てて生きるみゃうまつもには もう

レゾンデートルなぞくそくらえだ

 

 

命と髪の毛と、どっちが大切なの?

ーもちろん 髪の毛

 

 

そんな答えにあこがれていた

夢見るみゃうまつもは もういない

 

 

みゃうまつも的実存主義のレゾンデートル(マンガの解説)

・みゃうまつもはいきものなので

 目的ありきで製造されたのではなく、目的は生後・後付け&自ら選び取る系

・自ら選び取った目的は化学物質過敏症により失った①

・目的も失い、家出して独りになった後

 「現代日本で 『みゃうまつもがみゃうまつもとして』存在するための外形を守っていた様々な物」も

 ひとつづつ失われていった②

・今、みゃうまつもは職場の人材不足解消の為に生活しているが

 これはレゾンデートルではなくて「他人が考える」みゃうまつもの存在意義

(みゃうまつもは超生きようとかないし、死ぬのが痛くて怖くなくて後任がちゃんと決まればどうでもいい程度な感じ)

・そして自分を、自分のプライドを、自分の「まだちゃんとしているよ」という気持ちを支える髪すらも切った③

・過去2回のように「レゾンデートル(自分で考える自分の存在理由)に変化があったと」という理由は違い、今回の理由は

 「他人に定められた自分の存在理由の為」

・つまり みゃうまつもは ①存在する目的 ②存在するための鎧 ③存在するために自己を支えてくれるもの …を失った

・じゃあ、みゃうまつも もういらなくね? とヤケになった(マンガ終了

 

20代の頃に読んだマンガにて 登場人物Aが気づいてしまった

 

「人が生きることについてはその人自身が持つ『生きたい・死にたいという意思』はあまり意味がない」(意訳 文ママではありません原本ないのでゴメンナサイ)

 

この言葉が 何十年もみゃうまつもに影響を残している

(これは 恋人を失い自殺未遂をしたA氏に対して「お前は生きなければ」「お前が死んだら皆悲しむ」など A氏以外の価値観でA氏の死にたい意思を否定してくる周囲の言葉を聞いて A氏が思ったことである)

 

 

世の中に片付くなんてものは殆どない(道草)

…う~

しってるよ そうだよ

自暴自棄になってもなーんにも片付かないよね

だからマンガ描いてフラストレーショントレランスするし

次の課題にGO!したよ!

 

…だから石でうがいするやつぁ~!(八つ当たり

ここまで列挙しといてナニヲ

 

 どうせシャワーキャップかぶっちゃうんだから外見はどうでもいいんだが

 問題なのは首筋のチクチク…しかも数本だけ長さが違う奴が犯人