生きているうちに自分の葬式を予約する~結婚式よりは葬式の方が確実に来る年になった いきもののはなし
みゃうまつもの終活記事
孤独死
孤立死・孤独死に備えた終活とは0~自分の幕は自分で縫う - みゃうまつもは穏やかに暮らしたい
疾患も防災も葬儀も「起こる前に準備をする」時代だと思う いきもののはなし
・みゃうまつもの考える 自分の終活を自分で行う大切さ
葬儀
孤立死・孤独死に備えた終活とは01~葬式の生前予約のメリットとデメリット - みゃうまつもは穏やかに暮らしたい
(今回はこれです)
遺された人の苦労を最小限にしたいと考えた いきもののはなし
・葬儀の生前予約をしようと思ったきっかけ
・生前予約のメリット・デメリット
・みゃうまつも的葬儀社の選びかた
・葬儀社選びの注意点2点~みゃうまつもの経験から
孤立死・孤独死に備えた終活とは02~生前予約葬儀のプラン - みゃうまつもは穏やかに暮らしたい
←こんな誤解をしていた いきもののはなし
・生前予約葬儀のプランの種類(参列者 式日程 宗教 場所)
・葬儀社4社の比較(価格、プラン内容)*2022/03みゃうまつも調べ
・密葬と本葬、社葬と個人葬の違いと関係性
・蛇足 新型コロナウイルスに感染した遺体は24時間以内の火葬が必須か?→NO!
孤立死・孤独死に備えた終活とは03~知識なしの葬儀社選びは大変この上ない - みゃうまつもは穏やかに暮らしたい
予備知識なしの飛び込み葬儀社探しは大変と知る いきもののはなし
・始めての葬儀社探しにとても助かるブログ(他力本願)
この記事で一番言いたいことはこのブログの紹介でございます!
・【長文】予備知識なしに葬儀を考えようとするとこんなに大変だから早めに知っておこうね
(何も知らない人がいきなり生前予約を思い立ったら というシミュレーション
どれだけ大変かを知りたい方とお暇な方はこちらもご覧くださいませ)
独り暮らしみゃうまつもの死後の諸手続き
葬儀までの役所書類
葬儀後の役所、職場関係手続
賃貸の退去・原状回復費用と相続放棄
銀行、公共料金、その他の手続
相続と相続放棄
→現在自分の遺族用を作成中w
自分の葬式。をプロデュース
前回(→こちら)も書いたが
こと葬式に関しては
事前に相談をするのがはばかられていたように思う
では自分の葬式については?
昔、頑固おやじをイメージしたような男性のイラストとともに
周囲は縁起でもないことを、というが、何が悪い
みたいな(正確な文章覚えておらず申し訳ないです
葬儀の生前相談広告を見たのだが、検索しても見つからない
(別のバージョンの広告はHITするんだが…みゃうまつもの脳内広告だったのか?
その広告が
生前予約のはしりなのかそうでないのか
その考えが 正しいか 正しくないか
はたまたその広告は 実際あったのか 妄想だったのか
…は置いておいて(置くなw
とにかく
まだ若かったみゃうまつもの頭に
「死んでから他人が自分の葬儀のことを考える」以外の選択肢がある
という事を植え付けた
それ以前から
葬儀は身内だけ、知人とは偲ぶ会で
出棺の時に威風堂々で見送られたい
儂が死んだら灰はエーゲ海に…
といったことを 生前遺すことはあった
しかし
葬式の最初から最後までを自分で決めておく
というのは
大々的には知られていなかっただろう
(知られていなかった、と断定はしない…えびでんすないから(フフフ
そんなわけで
みゃうまつもが幼少期にはポピュラーではなかった
自分の葬式の生前予約
すなわち
自分の葬式。をプロデュース するべく
みゃうまつも調査隊はアマゾンの奥地に向かった
色々調べたのだった
葬式の生前予約をしようと思ったきっかけ
2017年夏
みゃうまつもは離婚を決意した
なぜかというと
(以下略!w)
…といった経緯で独りになるわけだが
こんな条件で生きていかれるとは到底思えなかった
ので、マジで死を覚悟したのだがその時に
いや死ぬ覚悟があるなら一人で生きることを試してみないか?それがダメだったら死ねばいいじゃん と
死ぬ前にもう一度見たかった場所No.1夜の新宿中央公園(ナンデヤ)でふと思い立ち、現在に至る)
だから
迷惑をかけずに死ぬ方法の一環として
自分の葬儀一連、相続放棄、財産処理をすべて決めて書面に残し
死後発生する様々な負担を減らす
それが最初の 葬儀の生前予約 のきっかけだった
(葬儀以外は全部エンディングノートで対応
…まあ、生きているけどなw
そして、冬に離婚
転居すると葬式の契約が無効となることを知らず
引越し連絡後に生前予約を解約させられた
独り暮らし後は、引越しの可能性を考えて
2度目の予約に躊躇していた
いつ住まいを追い出されるかわからんもん
2020年春
大きな転機が訪れる
2019年12月 中国で第一例目の感染者の報告があった
2020年4月7日 東京
初の緊急事態宣言
これ以降、みゃうまつもは
・無症候性の低酸素症(↓こちらでご紹介した症状)
・自宅療養
・持病(喘息)による悪化リスク
・化学物質過敏症による制限(病院での化学物質への反応がわからず、受診・入院が困難)
といった事情により
あ、これ近いうちに自宅で死ぬわ
と予感
そこで改めて自分の後始末をプロデュースせねばと思ったのであった
生前予約のメリットとデメリット~みゃうまつもの場合
遺された人に迷惑をかけずにすむ
葬儀の生前予約にそんなメリットがあるなら
もっと早くからポピュラーになっていたはず
そんな慣習がなかったという事だけでなく
どんなデメリットがあるのか…
メリット
①希望に沿った葬儀の予約ができる
本人の意向に反した送られ方が回避できる
また、家族と一緒に決めることで
「おじいちゃんは昔、葬儀に人呼ぶなって言ってた!」
「いいや、釣り友達は呼んでくれって言ってた!」
…のような
故人の希望内容の食い違いが防止できる
(もちろん要望がすべて叶うわけではない)
棺桶にはメガネなどの金属の他
燃えるものでも大量だと断られる場合がある
過去に「本は背表紙のみ」という火葬場があった
②大まかな葬儀代を把握できる
いきなり葬儀、と言われても相場がわからない
他人の葬儀を見てなんとなく知っていても
自分たちの状況・規模、葬儀場代、参列人数全部同じわけがない
(火葬代だけ見ても、東京23区:4-7.5万、府中市:無料)
自分に当てはめてプランニングしてもらうことで
予算確保の目安になる
(もちろん予算と実際に差は出ます)
③いざという時に流されないので残された者の後悔が少ない
突然訪れても、長い闘病の末だったとしても
近しいものの死亡には気が動転する方もいる
そんな時に
期限付き
多額の支出を伴う
選択肢(葬儀社等)が多すぎる
何から手を付けていいのかわからない
…こんな無謀極まりない葬儀一連について
悔いなき選択をできるとは思えない
というか、みんな今までよくそんなこと出来ていたなと思う…
いや、実際は後悔を伴う葬儀だったかもしれない
警察や自治会の勧めるままに葬儀社を決め
葬儀社に提示されるままにプランを決めてしまうこともあるかもしれない
遺族にはやり直しのできないことでいつまでも
後ろめたさや後悔、怒りを抱いていてほしくない
プランを練っていてもその通りなるとは限らないのだが
準備はしないよりはよい(みゃうまつもの私見
みゃうまつもが経験した 葬儀で起こった事
親類の葬儀で「これはない」と思ったことがある
事前に相談して決めていれば起こらなかった「かも」しれない
・家紋が違う
(交差が逆、形が違うなど どっちも口頭で伝えただけだったのかな?)
・スタッフのTPOわきまえない態度
(終始笑顔!!通夜で「これは余りにもひどい」と遺族が交代を依頼したが、翌告別式でも同じスタッフに常に笑顔で対応された、何が嬉しいの?何が楽しいの?!これは絶対許さない 今でのあのうすら笑いが目に焼き付いて腸が煮えくり返るのだ
あとは葬儀代とか安置とかでもっと色々あるが、流石に身バレしそうなので割愛
④喪主でも故人との別れの時間を持つことができる
連絡だ、手続きだ、期限だ、支払はどこから…など
雑務に忙殺
気づいたら葬儀が終わっていた
故人との別れの時間が取れなかった人は多いと思う
事前に決められることを決めておけば
手配、手続き、期限、雑部の一部 から解放され
その時間と精神的余裕を故人に向けることができるかもしれない
デメリット
①生前誰にも相談せずに決めると、遺族と葬儀社間でもめる可能性
まさにみゃうまつもはこれなんだが(ヲイ
生前 自分が依頼したプランを親族に伝えて
了解を取った方が本当はいい
遺族の意向に沿ったプランではなかった場合
事前に決めていても反対され
葬儀が進められない事態になることも
それでもみゃうまつもはしないが(ヲイ
②葬儀を行う側が、生前予約プランの存在を知らず 別で手配してしまう
知らなきゃまあ、そうなるなあ…
③葬儀社のプラン見直し、会社の倒産等によるリスク
これらも絶対ないわけではない
みゃうまつもの場合、過去契約していたプランが廃止された
そして同じような内容でより安いプランが出てきた
さらに新しい付帯サービスができていた
引越しにより解約していなかったら この場合どうなっていたのだろうか…
④規約を理解しておかないと無効となるリスク
これもみゃうまつもが経験したのだが
転居すると無効 と知ったのは
引越し後、住所変更をサポートセンターに電話した時だった
理解していれば予約は見合わせるか
キャンセル料かかる前に解約してたのにね(バカダネ
これらのメリット、デメリットは
実際にみゃうまつもが生前予約をした際に体験・考えたことである
そのほかにも自分だけが考える長所・短所がでてくるだろう
葬儀社の選び方~みゃうまつもの経験上=私見です
2017年の場合、2022年の場合
最初(2017年)のときは
- 予算
とにかくお金を節約したかった
偶々、幸い、調べた中で一番安かった葬儀社が
・自分に合ったプランだった
・自分の地域をサポートしていた
・前払い制に対応していた
…と、みゃうまつもに合っており 即決した
次(2022年)のときは
- 予算
- 以前契約した安心感
つまり、前回と何ら変わっていないのだが
一番大きな違いは
やっぱり実際契約まですると
過去に納得して決めた葬儀社 という安心感
があるため
他社と比較した時にもひいきされる
つまり
一度頼むと
次の時も同じ葬儀社になる場合が多い
(納得いかない葬儀となった場合は除く)
という事がわかる(…そうかって?まあ、少なくともみゃうまつもはそうなった
2回の経験を踏まえて
この2度の葬儀社の比較作業により
絶対守ろうと考えたのはこれである(私見
・口コミは最初に読まないorうのみにしない、読んでも先入観は捨てる
・できれば 一度電話(会話)する
・口コミは最初に読まないORうのみにしない、読んでも先入観は捨てる
「態度が××だったから☆1つ」とか
「やりたかったプランをすぐに提案してくれた☆4つ」
系の口コミは判断材料にしない
「こんなプランがありました」等サービス内容に関しての口コミ情報は欲しい
「見積金額と支払金額が違う」とか
「急かされて損をした」等の情報は慎重に吟味したい
何故なら
自分のやりたい葬式が得意な会社、ない会社 もあるからだ
その会社の得意分野が自分の希望とマッチしていたら
そりゃ拙い伝え方でもすぐにわかってくれるだろう
逆に
取り扱いがないとか、例が少ないサービスなら
最初に提案されなかったり、しどろもどろになるかもしれない
そして
万が一、自分の伝え方が下手で要望が正しく相手に伝わっていなかった故に
頓珍漢な返答をされてしまった場合である
「質問した内容と違う答えが返ってきた!」 と誤解して怒る人が低評価コメントを出すかもしれない
一番重要な理由は
センシティブな内容に対する感想であるから
どんな葬儀となっても、心が晴れやかになることがないかもしれない
そんな繊細な事への口コミ
☆が5つでも1つでも鵜呑みにしてはいけないと思う
その人が嘘をついているとか 逆恨みしてるとかの問題ではなく
勝手に信じて自分が違う感想を抱いた時
自分は口コミ相手を恨んだりしないか?
勝手に信じこんで 自分にはそうでなかったから、と
故人をしのぶ時間に 第三者を恨んだりしないか?
みゃうまつもにとっては
そんなリスクを含んだ口コミ情報なのだ
「『起こった事実について』の情報」と、
「『こう思った系』の感情に左右された情報」を分けて考えたいのだ
・できれば 一度電話(会話)する
問い合わせフォームなど ネット上やメールで相談できる場合もある
それでもやはり電話で会話をしてみる
相談内容は幅も広く、一方的に送るメールだとやり取りの回数が半端ない
ちょっとニュアンスが違うといった違和感程度の疑問だと
そんなのでまた質問送信するとかなあ
…と遠慮してしまって誤解や後悔の元になるかも
その理由以上に重要だと思うのがこれ
会話が成り立つか、好感を抱けるか(任せていいと思えるか)
コールセンターの人=葬儀スタッフ ではないが(そりゃそうだ
客に最初にイメージを植え付けるコールセンターとのやりとりで
自分が苦手だと感じたのなら
そこでの相談結果が信用できなかったり、悪いイメージを持つかもしれない
自分の意に沿わない物だった場合は余計に…(偏見で見ちゃうとか色眼鏡とか
日を改めて電話をすると別のオペレーターが出ることもある(コールセンターの規模にもよる)
もしかしたらその時にまたイメージが変わるかもしれない
みゃうまつもはコールセンターで数回相談し、いずれもぶれずに真摯に解答して頂けたことから その葬儀社を信頼することにした
でも、別の人には合わないかもしれない(←ココ重要
自分の幕を自分で縫うのだから口コミという他人の手を入れるのは最小限に!
みゃうまつもは質問事項をチャート式にして明記し
それに沿って質問して聞き漏れや不明瞭な点を減らす
解答はPCにリアルタイムで入力することで漏れを防ぐ
…といった方法を取っている
オペレーターと会話もできるし
会話苦手なみゃうまつもでも比較的もれなく聞き出せる
そしてこれら↑を踏まえ…
みゃうまつも的葬儀社の選び方
①自分の住む地域に対応している生前予約可能な葬儀社を探す
②プランを確認し、自分の希望と同じプランがあれば資料請求後、電話をする
③疑問点を質問する
希望するプランが自分の他の条件を追加してもOKか
孤独死、遺体損傷時の対応について
葬儀スタッフはどこまで雑務を行ってくれるのか
(死亡届手続き、コピー、立ち合い他)など
④相談しやすかったか否か、依頼しても不安はないか等を自分で判断
⑤別候補の葬儀社でも②③を繰り返し、予算や任せやすさの比較をする
⑥最終的に「残された人が一番困らなさそうなところを選ぶ」
(対応、支払方法、手間、アフターサービス等)
葬儀の生前予約は
まだ歴史は浅い(と勝手に)思うが
各社で特色が異なり、バラエティに富んでいることもあるので
100%ではなくても自分の希望するプランができる葬儀社が
見つかるかもしれない
そして
葬式社選びは プラン内容だけでなく
その会社が信頼できるか、安心して依頼できるか、残されたものを困らせないか
…それも(それの方が?)重要だから
みゃうまつもの場合は
他の買い物の時よりも
コミュニケーションを取った時の印象も大事にしたいのだ
(もちろん私見だ